この雑記ブログ(江のブログ)ともう1つの特化ブログを両方運営し始めて約1年半,この雑記ブログでもようやく『100記事』に到達しました。特化ブログは,一足早く150記事,月間10万アクセス(PV)を達成したので先日記事にしました。
一方,こちらのブログはいまだに月間3,000PVに満たない弱小ブログです。
では,なぜ収益面を考えたら効率の悪い雑記ブログに記事を書くメリットは?その理由を,100記事の区切りで備忘録的に書いてみたいと思います。
『雑記ブログでも稼ぐことはできるが,無理に儲けなくてもいいじゃん,雑記なんだから・・・』というのが主な結論です。
雑記ブログをはじめた経緯とやる意味
マネジメントに関する名著『人を動かす』(カーネギー著)によれば,人には食欲や性欲,睡眠欲などの生理的な欲望以外に,『自己承認欲求』(他に,物欲,自己向上欲)があるみたいです。
人間が,「自分の存在を知って欲しい」「自分の意見を発信したい」と考えるのはこの『自己承認欲求』の一部と考えられます。
そんな中,現代において自己表現を実現でき,便利で,かつ収益まで得られる唯一のツールが『雑記ブログ』だと思うのです。
過去の自分は,大学生の頃まで教科書などの本や大学ノートの裏表紙に,頭の中のアイデアや今考えていることを備忘録的に書き殴って(まとめ)たりしていました。
さすがに社会人になってからは電子化して,メモ帳やフリーメールの下書きに考えをまとめていました。しかし当然のことながら,ローカルに保存していては,世間には全く発信できません。
ずっとブログという存在は知っていたにも関わらず活用には思い至らず,今更のアラフォーになってようやく,「ブログなら,意見をまとめられるのはもちろんのこと,記事が完成したら公開して発信できるし,しかも有益化もできて一石二鳥だ」という,誰でも知っているような事実に気づきます。
そして,アラフォーになった2020年2月(この記事に1年5カ月前)に遅ればせながら同時期に特化ブログとこの雑記ブログのハイブリッド運営を始めて今に至ります。
・考えをまとめられる(メモ帳,紙のノートでもできる)
・意見発信「が」できる(ブログだけができること①)
・収益化「も」できる(ブログだけができること②)
雑記ブログをやって良かったこと
以上のような経緯でブログを始めて100記事に到達して今思う『雑記ブログ』の良いところは次の3つです。
雑記ブログの良いところ①:意見発信ができる
雑記ブログをやっていて良かったポイントの1番はやはり意見発信できることです。
最近の出来事としては,このブログのこちらの記事が,脳科学者の茂木健一郎さんにリツイート&フォローされてビックリ!ということがありました。
茂木さんが少し前に”最近のクイズ番組”批判をしていて,たまたま同じような趣旨の記事をこのブログで書いていたので,ツイッターでなんとなしにリプしたら,お返事を頂けて,さらにリツイート&フォローまでしていただたというものです。
茂木さんがリツイートしてくれた後の数日間は,いつもの10倍以上のアクセスがあってびっくりしました(といっても,1日3000PVのもう1つの特化ブログより下ですが・・・)。やっぱり有名人の影響力って凄いんだなぁと思った次第です。
やはりこういった出来事や,ときどき頂く読者からの反応は意見発信したいタイプの人にとってもとてもやりがいを感じますし,基本的に人に役立つ情報をまとめることになる「特化ブログ」ではできないことです。
雑記ブログの良いところ②:収益化
このブログはアクセスが少ないので,アドセンス+アフィリエイトの収益も月1000~2000円程度と少ないです。ただ,これでも本の1冊くらいは購入できますし,ほどほど満足できています。
もう1つの特化ブログの収益が月5万円くらいあるので,特にこれ以上を期待していないのもあるかもしれませんが,何よりリターンが少ないのに満足できているのは,この雑記ブログはほぼストレスフリーで記事を書けていることがあります。そのために必要なコツについては記事の最後の方に書いています。
話を戻して,もし雑記ブログでどうしても収益化したいということであれば,自分の意見を書いたり発信することはあきらめないといけないと思います。
その代わり,有益情報の網羅性が高い,使ってみないと分からない体験情報を盛り込むなど他の類似記事と差別化した上で,これらを分かりやすく書くということが重要です。
さらに,そのジャンルの記事を10記事程度は積み上げて専門性を出す,つまり準特価ブログ化することが重要です。これらを実施するだけで,十分収益化は可能だと思います。
例えば,雑記であるこのブログでも,次のベッドマットレスに関する記事は,かなり入念に情報を集めて書いた,特化ブログ的な記事です(この分野に関連する記事は少ないので,準特化ブログという方がふさわしいかもしれません)。
こちらの記事はアクセスの少ないこのブログの中では,1日数十アクセスと健闘しています。
こういった記事の貢献もあって,アドセンス+アフィリエイトの収益も少ないですが月1000~2000円程度は稼げています。
雑記ブログの良いところ③:特化ブログの箸休めとして使える
これは複数のブログを運営している,さらに特化ブログとのハイブリッドで運営している場合に限定のメリットかもしれませんが,雑記ブログが,特化ブログからあふれたネタの受け皿になるということです。
特化ブログをやっていると,分野が狭いがゆえにネタ切れしたり,同じ分野の記事をばかり書いて飽きてしまう,たまには別のことを書きたくなることもあります。
そんな雑記ブログは良き受け皿になってくれます。
特化ブログに全然関係ない記事を混ぜても良いんでしょうが,(個人的に)特化ブログは専門性を打ち出したいのに,コンタミ(異物)が嫌なのです。
読み手としても,何でもありのサイトだと専門性に欠いて信頼度が落ちたり,安っぽく見えたりすることもあると思うのです。
でも書きたいことあったり,労力をかけて調べたことがあるネタがあれば,記事にしてまとめたくなる。そのまま記事にしないで捨ててしまうのは勿体ないと思ってしまう自分がいます(ブロガーの性なのか・・・)。
そんなとき,あらゆる雑多な分野の受け皿になってくれる,その名の通りの雑記ブログはとてもありがたい存在です。
雑記ブログを継続するポイント
最後に100記事書いた経験を踏まえて,雑記ブログを継続するポイントについて書きたいと思います。
以前の記事でブログを継続することを目的にするとうまくいかないことを記事にしました。
ここでは客観的に自分がこの雑記ブログを続けられている理由を書いてみます。
記事執筆は楽しく!
まず,記事作成をストレスにしないことが重要だと思っています。
先ほど,ベッドマットレスのネタで特化ブログ的な記事を書いて,アクセスを集めている話を書きました。このような記事をたくさん書いて準特化ブログ化すれば,アクセスを集められ,収益を伸ばせることも知っています。
しかし,これをやりたくないのです。
その理由は,要は「無理して興味のないことまで調べてその分野に詳しくなり,記事を書いて楽しいでしょうか?」ということ。自分は全く楽しくないです。
もう1つやっている特化ブログでは,ある趣味について実体験を踏まえて記事を書いています。これは自分の趣味の記録でもあり,特化ブログですが無理なく記事をかけています。
先のマットレスの記事も,本当に快眠のための良いマットレスが欲しかったから調べたのであって,特化ブログ風の記事を書くこと,さらにはアクセスや収益が目的ではないです。
この記事についてブログのために費やした時間は記事執筆の時間だけです。マットレスを調べた時間に比べればわずかです。
しかし,同じような記事を増やそうとしたらどうでしょう?その商品について勉強するために膨大な時間を費やすことになります。自分は貴重な時間を,意見発信もないアイテム紹介の記事作成に費やしたくないのです。
ついでに言うと,同じ副業ジャンルの「ポイかつ」やら「せどり」やらはもっと興味がありません。ブログで書きたくもない記事を書く以上に,何のスキルも身につかないからです。
雑記ブログは書くことないときは書かないのが吉
それでは書くことはなくなってしまうのでは?と思うかもしれません。
そんなときは記事を書かなければよいのだと思います。
書きたいことがあればそれを下書きする。完成させるのがしんどかったら下書きで保存する。後日見てみて,書き進められば追記する。完成すればアップ,しなければまた下書き保存。飽きたら,別の記事を下書き・・・
これを継続して,記事が1つずつ完成し,順にアップする。
自分はこうやって雑記ブログを続けているので,記事アップしない期間が10日くらい続くことはあっても,特に「ブログが継続できない」と悲観的になることは(ありえ)ないです。
またこのようなスタンスで記事を書くことで,幸いにもノンストレスでこの雑記ブログを続けられています。
まとめ
今回は,この雑記ブログで100記事到達して思う,収益率が低くても雑記ブログを続ける意味について書いてみました。個人的には,収益化のストレスもない雑記ブログを運営しているおかげで,日々が充実しているのは確かです。雑記ブログ単独でも,特化ブログとのハイブリッドでも運営がおすすめですので,試されてみてはいかがでしょうか。