江のブログ

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家事育児の分担で夫・妻が争ってしまう理由と最近思うこと

 今回は新米夫婦で必ずと言っていいほど問題になる「夫の仕事と妻の家事・育児のバランス」について考えてみました。自分も例に漏れず,この件が根っこにある意見の相違で何回か衝突もしてます。「妻と言い争うのが面倒だからはじめから家事を積極的にやる」なんて人もいますが,そんな性分でないので,なかなか折り合いがつかず、、、最初は自信をもって自分の言い分が正しいと思ってきましたが,意外と妻側の言い分も分かるようになってきました。

 今回は,これまでの経験を踏まえた今の考えを備忘録的にまとめてみました。(ちなみに多くの場合,夫が仕事で妻が家事・育児を担当なのでそのケースに限定していますが,他意は無く逆も当然真です)

 

よくある男の主張と勘違い

よく夫がいってしまう,あるいは心に中で思っていることとして次の言葉があります。

『自分は外で仕事している。一方,妻は仕事はしないで家で家事をしている。夫は仕事,妻は家事でフィフティーフィフティーだから,家事を手伝わなくて問題ない。』

 

よくあるこの手の主張の問題は,男が勝手に仕事と家事が1:1だと思い込んでるということ。つまり,仕事と家事の量的,質的な内容の違いを考えずに,夫,妻の分担を決めていることです。

量的な違いだけでいえば,もしかしたら仕事の方が家事より時間も負荷(作業量)も大きいかもしれない。この事実を支えに,夫側は家事分担について強硬な意見をしがちです。

 しかし質的な違いで言えば,どちらかの方が身体的,精神的負荷が大きいか?仕事の場合は就職時はもちろんそれ以降も仕事を選べるのに対して,家事・育児はやることが定型化されてやり甲斐を感じにくかったりします。

これは男女ともに(特に男は),仕事と家事どちらも自由に選べる場合,多くの人が労働(仕事)を選ぶ,ということからも分かります。

 

仕事と家事・育児の両方知っているのは妻

また,多くのこれらの量的,質的な違いについて妻側が分かっていることが多かったりします。

妻側にしたら,独身時代に仕事は経験していて,仕事の心身に負担は分かっていると思ってる場合も多いです。

だから妻自身が両方経験した上で,今の家事や子育ての方がはるかに大変だ,と感じている可能性が高いのです。さらに男側は,出産はもちろん,家事,育児も経験していないことは事実なので,妻からしたら「夫は大変さを分かっていないはず」と確信を持ちやすいです。だから夫婦間でずっと分かり合えないということになります。

 

対応の仕方

疲れているならちゃんと伝えよう

ではどうしたらいいか?男は,もし家事を手伝いたくないのであれば,いかに仕事によって余裕がない状態にあるかを示す他ないと思います。いかに仕事の時間が大変だとしても,家事で大変そうにしている妻の前で,のびのびと夫がリラックスしていたら,妻が「少しは助けてほしい」と思うのも無理はないです。

「自分は日中ずっと働いてへとへとなんだ,夜くらいリラックスさせてほしい」と思うかもしれないですが,伝えないとそれは妻には分からないです。なのでいかに疲弊してりいるか伝えるしかないです。

 逆にもし夫が仕事後も家事ができるくらい心身ともに元気ならば,家事を手伝う以外にないと思います。

1日のトータルの忙しさを量・質を踏まえて分析しよう

 あとは,夫が日中に仕事中しているときに妻が何をしているか?ということです。

もしその時間に,妻が妊娠中で悪阻で寝込んでいる,出産後であれば休む暇なく育児をしている,保育園に預けていても共働きで働いている,などの事情があれば,(例えば夕方以降)妻が忙しく家事しているときに夫がリラックスして良い理由はないはずです。

 

 もし男が忙しい日中に,妻が明らかに楽しているのであれば,当然,アフターファイブに妻が家事で忙しくても,夫はリラックスしていて家事を手伝わない,あるいは家事分担を極力減らすことで問題ないはずです。もし仕事後に家事を分担されたくないのであれば,それを指摘するしかありません。

 つまりは,一日を通じて,夫と妻の負荷のバランスがどうなっているかを分析して共有するしかない。もちろん,負荷の捉え方は人それぞれだから,そこは粘り強く話し合うしかないのです。

ここでお互いの認識が違いを認めた上で,ある程度幅を持って価値観を認め合い,折り合いをつけて,家事分担についても結論をだしていくのが正しい進め方だと思います。

 

 もちろん捉え方の違いで,ここでも議論になり膠着状態になることもあり得ます。が,少なくとも互いの1日の負荷の状況について共有することはその時,それ以降にも互いに分かりあいいざこざをうまないためにも役立つ情報にはなります。また少なくとも低レベルな喧嘩といった類のものではないので,離婚につながるようなバカげた感情のぶつけ合いにはならないので遥かにマシだと言えます。

まとめ

 今回は,夫の仕事と妻の家事・育児の分担/バランスついて最近思っていることを備忘録的にまとめてみました。参考になれば幸いです。