江のブログ

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『コレさえ無くなれば・・』1つ悩みが解決しても、すぐに別の悩みがやって来るメカニズムと不満の連鎖から抜け出す方法

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「コレさえ無くなれば自分は幸せになれるのに・・」と思った事はないでしょうか?「コレ」というのは,自分では直せない変な癖であったり,嫌いな人だったり,自分の容姿の気に入らない部分であったり,様々と思います。

しかし多くの場合,「コレ」がなくなっても幸せにはなりません。

その理由と,そうならないための考え方について見ていきたいと思います。

 

1.なぜ現状への不満や悩みがなくならないか

さきほど書きましたが,

「これさえ無くなれば,どんなに幸せだろうか・・・」

という人は、「これ」がなくなっても、幸せになりません。

 

「これさえ有れば,幸せになるのに・・・」
という人は、「これ」があっても、幸せにはなりません。

 

 理由ですが,これまで1つくらいは「これ」を無くせたことがあるのではないでしょうか?

その結果,当時期待していたように幸せになっているでしょうか?

なっていないので、現状の不満が続いているのではないでしょうか。

 

なぜ期待したほど幸せにならないのでしょうか?

それは恐ろしいことに,人というのは,一つの不満が解消されると,次の不満点を見つけてしまうからです。

ポイント

人は1つ不満が解消すると,別の不満を見つけ出してしまう生き物!

 次のような反論があるかもしれません。「自分は幸せになりたいのに,決してわざわざ次の不満を探そうとなんかする訳がない!」と思うかもしれません。

 

2.なぜ次の不満を見つけてしまうのか

 新たな不満を見つけてしまうには次の理由があると考えられます。

 

 それは「これさえ無ければ」と現状の不満に意識が集中することで,他の潜在的な不満が見えにくくなっているからです。

 

 現状の不満が自分の中で解決することで,はじめて他の不満に目が移りだします。

 すると次に,これまで2番目に大きかった不満がクローズアップされ,新たに『現状への不満』に置き換わります。

 

 これは一種の思考のクセで,このパターンに陥り易い2つの原因があると考えられます。

 1つ目は,現状の不満を深く思い悩み,そこから逃れたいがために,他の不満をあまり考えないようにしていること。ですので,仮に現状の不満や悩みが解消されたときに,すぐに別の次の不満や悩みを見つけてしまうのです。

つまり,自分の中にある様々ある悩みを客観的に見れておらず,主観的にある特定の悩みばかりを考えてしまうのです。

 

 2つ目は,人生の課題や不満,逆境が努力や活力のモチベーションになってしまっているタイプの人です。

このタイプの人はいつも何か不満を持ってて,それを解決することが目的になっています。

従って,1つの不満が解決すると,生きがいを見つけるために次の不満(解決すべき課題)を探しはじめる傾向があります。

その課題解決にポジティブに取り組めるならいいですが,ネガティブな課題を思い悩むだけだと苦しいだけです。

 

3.どうすれば不満の呪縛から抜け出せるか

 それではどうのようにすれば良いのでしょうか?

 1つ目の思考のクセとして挙げましたが,1つの不満に固執して,他を考えないようにしている場合があります。

 人の人生が考え方ひとつで突然変わることなんてありません。自分自身を客観的に見つめ,自分がどうなりたいのか,そのために何が課題なのか抽出しましょう。

 そして,課題解決後もイメージして,それぞれを課題解決に取り組みましょう。そうすれば,「1つ不満が解決しても,すぐに新しい不満に悩まされる」こということも無くなっていくはずです。

 

 2つ目は,前節の2つ目の思考のクセとも関連しますが,不満の捉え方です。

人と比べて足りない点を列挙していけば、いくらでも,自信を無くし,不満をため込むことができてしまいます。

また,たった1つの悩みでも深刻に捉えればどこまでも落ち込むことができます。

 

一方,自分が人と比べて足りないことでも,努力目標としてポジティブに捉えることで,むしろやり甲斐や生き甲斐にすらなります。

足りないところは人生をより豊かにする課題と捉え,悩むのではなく,課題の解決のみ集中して,やるべきことをやりましょう。

  

ポイント

・自分自身を客観的に見つめ,悩みと思っているものから,自信が解決すべき課題を抽出する!

・課題から努力目標を設定し,むしろ生きがいとして目標達成のみに集中する!

 

4.まとめ

 今回は,現状への不満や悩みがいつまで経ってもなくならない理由について考えてみました。皆さまのより良い人生に向け,参考になれば幸いです。