江のブログ

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ブログはもうオワコンで稼げないのか?~参入障壁の高さをポジティブに捉える

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 こんばんは,大企業研究所の課長やってる片手間ブロガーえの吉です。最近よく「ブログはオワコン」とか「落ち目のブログを止めてYoutubeでの収益化がおすすめ」などといったブログや(アドセンス)広告を目にします。実際のところ,ブログは昔より稼ぎにくくなっているようですし,動画コンテンツであるYoutubeに芸能人なんかもこぞって参入しています。 それでは,ブログは本当にオワコンでもう昔のように稼げないのでしょうか?収益化が難しくなったと言われるブログに光明がないのかを検証してみました。その結果,ブログは昔より参入障壁は上がっているものの,一度稼げるようになれば参入障壁の高さが良い方向に働き,安定性は増しているのではないか,と考えるに至りました。

 

1.今はブログ(活字)よりYoutube(動画)の時代だが・・・

 芸能人がこぞってYoutubeに参入しています。以前であれば,テレビに出るほど人気のない売れない芸人とか,とある事情でテレビに出演できなくなった芸能人など,その範囲は限定されていたと思います。しかし,最近では1線級の芸能人も次々とYoutubeチャンネルを開設しています。これはなぜなのでしょうか?

 コロナの影響で大人数が集まる大規模な番組作成が困難になっているから?テレビの倫理的な規制が厳しくなったから?テレビ自体が落ち目だから?などいろいろな理由が考えられます。しかし,これらのいずれも芸能人がテレビを『離れる』理由です。

 それでは、テレビから離れた後に,ラジオやブログなど様々ある中,Youtubeに『向かう』理由は何でしょうか?

 その理由は単純で,ブログなどの活字を中心としたコンテンツと比べて動画コンテンツの場合,有名人で顔が売れているというだけでアクセスが見込める可能性が高いからだと思います。個人的には芸能人の大部分は『芸No人』だと思っていますので(なので個人的にほとんどテレビは見ない),中身のあるコンテンツを作製するYoutuberが,有名であるという理由だけで『芸No人』の動画コンテンツにあっという間にチャンネル登録数や視聴回数で抜かれて,話題を持ってかれるのを見ると残念な気持ちがあります。一般人がどんなに独創的なアイデアで素晴らしい動画を作成しても,有名人がただ料理しているだけの動画に勝てないのです。これはこれで動画という性質上仕方がないのかなとも思っていますが。

 その点,活字コンテンツであるブログは,見た目のインパクトを与えにくい分,有名人にとって参入障壁が高いコンテンツであるとは言えます。そういう意味でいうと,つい最近までは違ったのもしれませんが,一般人にとっては今は動画コンテンツであるYoutubeの方が参入障壁が高いとも言えます。

 

2.ブログは稼ぎにくくなったと言われているが・・

『昔』と比べて確かに成果は出にくくなったはず

 ブログはブログでだいぶ前から落ち目と言われて久しいです。その理由として,昔よりブログで稼ぐのは難しくなったことが挙げられます。

 昔は,ブログをはじめWEB上のコンテンツのクオリティがそこまで高くなかったので,ある検索キーワードについて記事を書けばすぐ上位表示されたようです。

 しかし今では,主要な検索キーワードについては記事が書き尽くされていて,新規参入してもなかなか検索上位に表示されない,その結果アクセスもされないので収益化もしにくいということになっているようです。

 ただこれは考えてみれば当たり前の話で,インターネット上に『知』が蓄積されていく以上,そのクオリティは時間の経過とともに上がっていくの必然ですし,情報を検索する立場で見れば,むしろそうあるべきです。

『今』の方が一度検索上位になれば固定化されるメリットも

 しかしどんなことにも表裏一体の真実があります。新規参入の難しさの裏にある真実として,参入障壁が高いがゆえに一旦検索上位になれば落ちにくいということが言えます。

 つまり昔は,新規参入者の視点で見れば記事を書けば上位表示されやすかった訳ですが,一方で,上記表示されても安泰でなく,たとえ資産記事であってもライバル記事にクオリティで負ければ下位に転落しやすかったとも言えます。

 しかし現在は,新規参入者にとってはライバル記事が強力なので厳しい環境ですが、一旦検索上位に到達しさえすれば,落ちにくい,あるいは抜かれにくいということになると思います。

 つまり,近年ブログで稼ぎにくいという事実自体が,一度資産記事で上位になれば検索順位,アクセス数さらには収益が落ちにくいということを同時に意味していると考えられるのです。

動画コンテンツと比べ強敵の参入は少ない

 強力なライバルの参入という観点ではどうでしょうか?動画コンテンツでは,その道のプロである芸能人がこぞって参入し,既存Youtuberの脅威となっているようです。活字コンテンツであるブログでは,その道のプロということでいうと作家やライターなのでしょうが,特に近年になってブログに有名ライターが流入しているなどということは聞きません。

 つまり,ブームにつられて動画コンテンツに人が流れている,ブログの参入障壁の高さがコンセンサスになり新規参入が減っていることを考えると,ブログはある意味穴場なコンテンツであるとさえ言えると思います。

 

 以上の要点を箇条書きでまとめると以下になります。

  • 主要な検索キーワードについては記事が書き尽くされていて,昔よりブログで稼ぐのは難しくなったことは事実
  • 一方,一度資産記事で検索上位になれば,アクセス数さらには収益が落ちにくく安定性は増している
  • 動画などと比べて新規参入が少なく穴場である

 以上のさらなる総括として最後に「まとめ」です。

3.まとめ

 今回の記事では,最近よく目にする「ブログは落ち目,オワコン」という意見について検証してみました。検証の結果,ブログは昔とくらべて収益化は困難になったが,参入障壁が高いがゆえに一度収益化してしまえば新規参入が少なく,以前より安定的な成果を上げやすいコンテンツと言えると思います。ですので,低め安定で性質として地味ではあるかもしれないですが,決して落ち目でも,オワコンでもないと感じています。というわけで,自分はこれからも地道にブログを続けていこうと思っています。最後まで読んで頂いてありがとうございました。